平成20年度活動報告⑨ ICPCフォーラム

平成21年3月13日

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いよいよみなとが動き出す。とタイトルをつけ開かれたICPCフォーラム。

今治市民にICPCを大々的にお披露目する機会とし開催されました。

 

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第一部ではみなと再生委員会委員長の赤池学さんが「みなと再生委員会とその意義」について講演をされました。

この日はICPCのスタートの場として設定されました。ICPCは今治市と協働でハード整備を行っていくことなど、みなと再生構想の基本理念が話されました。

この日訪れた市民は170人余り、決して多いとは言えない参加者を前に、これからICPCはどう市民にアピールしていかなければならないのか、メンバー一人一人が気持ちを一つにしました。

 

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そして第二部ではシビックプライドにつての著書もあり運営会議にも参加している東京理科大学準教授の伊藤香織さんが、イギリスのマンチェスターと回線をつなぎ「シビックプライドと都市のコミュニケーションデザイン」について基調講演をされました。

伊藤さんはシビックプライド研究会の代表者で、『シビックプライド』という著書を書いておられます。シビックプライドという概念の第一人者で、平成20年7月からICPCのアドバイザーとして一緒に活動をしてきました。

 

著書『シビックプライド』より

個人ひとりひとりの気持ちにおいて、都市がどのような存在として像を結ぶことができるのか、ということからすべてが始まるのだ。その知覚のされ方を完全にコントロールすることはもちろんできないが、都市として何らかのヴィジョンをもって計画すべきであろう。

 

現在日本の都市でも、まちづくりNPOや市民参加の都市計画マスタープラン作成などの形で、市民をはじめとするさまざまなステークホルダーが都市づくりを担う仕組みづくりが行われている。しかし、全体で見るとまだ一部の熱心な層が参加しているに過ぎず、大多数の人々は都市に無関心なのが現状である。ある種の感度の高い人々には、都市の言葉は届きやすい。しかしそうでない人々の元にも、届けなければならない。だからこそ、幅広い人々に対するコミュニケーションが必要とされるのだ。

 

まず先進地事例の発表があり、都市を再生していくなかで、シビックプライド(市民の誇り)を高めていく必要があることなどを話されました。

そのあとマーク・レイニーさんと回線をつなぎお話をされました。マーク・レイニーさんは、アービス ビジタープログラムマネージャーをつとめており、マンチェスターにおける都市案内や、建築、歴史や文化を見出すワークショップの企画運営にたずさわっております。

最近では、マンチェスター中心街区のガイドブックの発行や都市問題に焦点を当てた研究フォーラムの企画や、マンチェスター首都大学における国際展望会議のコーディネーターをつとめている方です。

 

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三部ではみなと再生とICPCと題しシンポジウムが行われました。

みなと再生に求められるものは何なのか・・・ICPCはこれから何を行うべきなのか・・・

パネリスト一人一人から熱い議論が飛びかいこれからのみなと再生・これからのICPCを考える絶好の機会となりました。

街を再生するのに、定石はありません。成功事例だけを見ても、苦労はわかりません。

どれだけの人が関わるのか、そして強い気持ちで行動するのか、そこにかかってくるのでしょう。

今治港を再生させる。その行動は初めの一歩なのかもしれません。

その過程で多くの市民の方々にシビックプライドを形成していただき、今治を発展させていく手助けをICPCは担っていきます。

ICPCはこれからも実験・情報発信を繰り返し市民とみなと再生をつなぐプラットホームとなるべく活動を続けます。