第5回 みなと再生委員会

第5回みなと再生委員会 平成19年8月3日

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第4回にて決まったコンセプト「交通のみなとから交流のみなとへ」から一歩進んで、今治市民の誇り、シビック・プライドとなる新たな公共空間の創出の具体的な話し合いが進められました。

事業の基本方針

1.瀬戸内海を代表すると同時に、今治市民の誇りとなる水辺空間を創造する。

2.架橋時代に対応した新しい海の交通機能等を<基本機能>として整備するとともに、新たな時代に対応した<交流機能>を整備する。

3.広域今治の中核としてのポジショニングを踏まえ、今治城や中心市街地、島しょ部との連携を重視する。

4.子どもから老人まで、全ての人が安全・快適に過ごすことができるバリアフリーな空間を実現する。

5.事業の持続可能性を確保するために、事業規模の適正化を図ると同時に、事業の担い手となる組織イメージを明確にし、コトづくりを重視した事業計画を立案する。

国内の港を舞台とする再生事例や運営形態を含めた形の事例が示され、どういったものを創っていくのか・・・委員の想像力は膨らんでいきます。

横浜港大さん橋国際フェリーターミナル

<概要>

○大さん橋地区再開発計画に基づく新しい「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」として2002年に竣工。「にっぽん丸」、「ふじ丸」など3万トンクラスまでの客船は4隻、「飛鳥Ⅱ」、「クイーンエリザベスⅡ」などそれ以上のクラスの客船は2隻の同時着岸が可能な本格的国際港。

○国内最大規模の国際コンペによる設計プランの募集も話題となり、施設は同コンペで最優秀となったイギリス在住の建築家、アレハンドロ・ザエラ・ポロとファッシド・ムサヴィ両氏が設計を行った。

○三層構造のユニークな建築、特に屋上をパブリックな公園空間としていることに大きな特色がある。

<主要施設>

1階 駐車場
2階 出入国ロビー(インフォメーション、発券所、客船待合スペース)
CIQプラザ(税関・出入国官吏・検疫施設 / 第2ホール)
大さん橋ホール(第1ホール)、店舗
屋上 屋上広場、送迎デッキ、野外イベント広場

<運営形態>

○横浜港振興協会・相鉄企業・相鉄エージェンシーからなる共同事業体「横浜大さん橋プロジェクト」が指定管理者となって、管理運営を行っている。

○“大さん橋のための、プロフェッショナルな集団”として、来場者の安全・安心を確保することは勿論、大さん橋ホールの貸し出し促進、大さん橋を活用したウェディングの商品化など、施設を利用した各種イベントの開催による賑わいの創出にも取り組んでいる。

横浜赤レンガ倉庫

<概要>

○明治末期に建築家・妻木頼黄の設計により大蔵省の保税倉庫として建設され、以後90年以上も「ハマの赤レンガ」と呼ばれ横浜のシンボル的存在として市民から親しまれてきた倉庫をリニューアルしたもの。

○みなとみらい21地区開発の一環で平成4年に横浜市が国から赤レンガ倉庫を取得、以来、建築家・新居千秋氏らによる再生プロジェクトが推進され、歴史的建造物の現状維持を目的とした保存ではなく、商業的文化的利用のために現代的な機能や感覚を積極的に付加する「保全」へと手法をシフトすることにより、歴史的建造物の趣と佇まいを残しながら「生きた建築」として現代に蘇らせることに成功した。

<主要施設>

1号館 文化の創造・発信基地。ギャラリーや多目的ホール、横浜の老舗をそろえたショップなどがある。
2号館 SHOPS & RESTAURANTS 。1Fのテーマは「港ヨコハマの心地よいおもてなし」、2Fのテーマは「予感をふくらませる、とっておきのこだわり」、3Fのテーマは「至福の時を与えるエンターテイメント」。
広場 1号館と2号館の間の広場は公共スペースとなっており、各種の屋外イベントなどにも貸し出されている。

<運営形態>

○第三セクターである(株)横浜みなとみらい21が一号館と二号館を横浜市から賃借し、二棟間の広場の管理を市から受託している。

○一号館を横浜市芸術文化振興財団が受託し文化事業を運営し、二号館は事業コンペで選定された(株)横浜赤レンガが受託しテナント運営を行なう。

空間計画検討のポイント

●魅力ある都市景観を実現するためには、どれぐらいの施設とコンテンツのボリュームが必要なのか(等スケール資料などを参考に)

●海からの景観をどのように考えるか。島との連携や、海を活用したコンテンツ(海の学校など)を、どのように配置するか

●ボリュームのある施設を整備するとすれば、場所はどこになるのか(海への開かれた景観づくりや、都市軸の構成を踏まえて)

●道路計画、その他都市計画の規制の考慮、中心市街地の現状

太田委員からはニューキャッスルの「シビック・プライド(市民の誇り)」の育成をテーマにした都市づくりの事例紹介がありました。

Angel of  north(50m×25m)という彫刻を作り、シビックプライドとしては重要なプロジェクトを実施。町に起こった変化を育てていくという面白い事例。市民のために何をすべきか、市民のためのまちづくりが必要である。金星川ライティングのような小さなさざ波を育てていくことで、港の変化をプロモ-トしていく必要がある。港に変化を起こすのが“みなと再生委員会”であって、市民が一体になって動き出すことが大切である。

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何気なく私たちが見ている金星川をライトアップすればどうなるのか・・・。紅白の小林幸子さんの衣装を担当し、都市の中に光をともす作品を創っている森脇さんによる「金星川のライトアップ実験」についての説明がありました。

金星川の魅力については、再生委員会が始まった頃から東京からきた委員の方々から指摘がありました。こうやってライトアップされている金星川をみると、普段見過ごしがちな今治の魅力はもっともっとあるのかもしれません。

光は都市再生の重要なアイテムになっている。

自分たちが自分たちのまちを良くしていくことに実際に関わることが、まちを変えていくことに繋がる。