第5回今治シビックプライドスクール開催報告

「瀬戸内海国立公園と今治」

 

日時:平成22年2月9日(火)

午後6時30分~午後8時00分

場所:美須賀コミュニティプラザ

講師:環境省松山自然保護官事務所

   桧垣 淳夫、永田清美

1 事務所紹介(講師:桧垣淳夫氏)

  環境省の機関としては、愛媛では我々のところだけです。環境省中国四国地方環境事務所の下に高松事務所があり、その下に松山自然保護官事務所があります。職員は私と永田2名です。業務内容は国立公園の景色の環境です。公害関係は県や高松事務所に依頼しています。

2 国立公園とは

  日本を代表する大風景地で全国で29か所ありますが、この中で瀬戸内海国立公園は一番景色が良くて一番面積が広いという特徴があります。陸だけで見ると、大雪山国立公園が一番広いですが、海も含めると瀬戸内海が一番広いです。環瀬戸内の陸地部では大阪府だけが入っていません。愛媛県の中では今治地域が半分を占めています。

歴史においては、瀬戸内海は一番古く、広島県鞆と備讃瀬戸が昭和9年3月に天草雲仙、霧島屋久と共に指定を受けました。瀬戸内海の中では、次に今治地域が選定されました。一番新しいのは平成19年に指定された尾瀬があります。四国で一番新しいのは足摺で昭和47年に指定を受けています。

外国と違うのは日本は国有地、民有地問いませんが、アメリカなどは国有地のみが指定されます。日本の場合は国立公園の中にも人が住んでいます。

瀬戸内海国立公園の特徴は、内海多島海景観、人文景観、潮流景観、白砂青松。

3 愛媛県の瀬戸内海国立公園

   面積は8,800ha(瀬戸内海国立公園の7%)。海の境界は今治側は休暇村から観音寺市までを結んだ線上の北側。おそらく、工業地帯の海岸は外したのではないか。松山側は重信川から上の部分。陸域では今治地方と松山沖の怱那諸島、佐田岬の一部、大洲と長浜の境の出石寺あたりにあります。

   景観を守っていくのは規制ですが、活用することは市に申請を出して(許可制)、展望を得るための歩道を付ける要望をすることもあります。例を挙げると近見山、亀老山、鷲ヶ頭山などがあります。

   海岸景観では桜井海岸、弓削の法王が原海岸、昔は九王海岸や高須海岸も松原がありました。人文海岸では小島の要塞跡、能島の村上水軍城跡。花の名所は桜では開山、積善山(岩城島)、観音崎(関前)ツワブキは大角鼻が有名です。潮流では来島、船折り瀬戸、鼻栗瀬戸が有名です。特に船からの眺めが素晴らしい。島と海の風景が常に変化して飽きません。例えば、桜井から出発する白砂青松、桜を見るクルージングの企画も面白いと思います。人文では小島の要塞と大三島の北、広島県の大久野島にも要塞跡があり、ここには戦時下での化学兵器製造の実態を今に伝え、毒ガス島と呼ばれ、毒ガスの歴史を伝える大久野島毒ガス資料館も点在します。また、現在は多数のウサギが生息し、ウサギ島とも呼ばれます。この2島を結べば人文クルージングが出来ると思います。以前広島に居た時に、竹原市の観光協会が今治の小島を意識して、一緒に事業を出来ないか思案していました。

4 ふれあい事業(以下講師:永田清美氏)

   市民が自然と触れ合って安らぎを得られることを目的としたり、イベントを企画しています。県内の国立公園を利用して、海の生き物や植物を見る自然観察会や歴史散策を年に数回実施しています。地元の専門分野のボランティアにも協力をいただいています。3月には今治の七五三ヶ浦でイベントを予定しています。22年度は中四国の写真展を休暇村瀬戸内東予で5月14日~6月6日に開催します。

 【情報発信(ホームページ)】

  中国四国地方環境事務所  

       http://chushikoku.env.go.jp/

  瀬戸内海国立公園

     http://www.env.go.jp/park/setonaikai/

  アクティブレンジャー日記 中国四国 (ブログ) 

       http://chushikoku.env.go.jp/blog/

   私は兵庫県出身ですが、こちらに来て印象深いのは多島美とそこに船で気軽に行ける環境です。今後も船や橋を利用して、島々に行けるイベントを行って行きたいと思います。

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