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みなと再生委員会 Archive

第9回 みなと再生委員会

第9回みなと再生委員会 平成20年2月22日

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いよいよ最終の委員会、前回の修正点の確認が行われました。

みなと再生構想の内容は市役所のホームページから市街地再生課にいき、みなと再生プロジェクト事業にいけば、このみなと再生構想はダウンロードすることができます。ぜひ見てください。それが新しいみなとづくり、まちづくりに参加する一歩となります。

 

 

このあと赤池委員長から市長に「みなと再生構想」が手渡されました。

 

 20082月 みなと再生委員会委員長  赤池 

 

およそ一年間、計9回にわたり開催された委員会活動の成果として、この提言書は作成されました。

港湾ビルのリニューアルと市民文化ホールの建設を核に、その議論が始まった「みなと再生委員会」ですが、提言書にあるように、その構想は予算計画を含めて、大幅にダウンサイジングを図ったものとなっています。

その理由は、昨今の建設費の高騰や執行財源の制約があったからではなく、「持続可能な魅力ある港づくり」をテーマに、繰り返された熱い議論やワークショップの実践のなかで、全委員の合意が図られた総意としての結論です。

市民文化ホールは屋外コンサートホールや市民スタジオに、市民ミュージアムはプレゼンテーションシップに、コンベンション施設は多目的なパークに、市民交流施設はシビックプライドセンターに、それぞれその姿を変えた現実的な提言となっていますが、その計画の根底には、いずれも「使う港」というコンセプトが明確にたたえられています。

市民自らが港の諸施設を使いこなし、その活動のなかから、まちづくりのための新しいアイデアや求心力が生まれてくる。いわば、市民活性化のための初動装置として、あるべき基本機能を検討し、この提言書がまとめられました。

その意味で今回の構想は、望まれるみなとのための「骨格」です。その「肉付け」を是非、市民の皆様の今治市を愛する心で、形にして欲しいと思います。

新生・今治港に創られた「今治シビックプライドセンター」のカフェに集い、そこでの出会いと語らいのなかから、進化し続けるみなとが、未来のまちづくり活動が育まれていく。

今回の提言書が、そんなまちづくり、ひとづくりのための一助となることを願っています。

 

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みなと再生委員会は終わりました。1年をかけて話合われた内容には、さまざまなキーワードがありました。シビックプライド(市民の誇り)、アーバンデザイン(まちづくり)。

 

 

私たちの住む今治を誇りにおもえるよう、そしてどんな街にしていくのか、港を再生するというキッカケから希望がふくらみました。

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これからみなと再生プロジェクト事業はICPC運営会議を設立し、そこをベースに今治シビックプライドセンターをどのように立ち上げ、まちづくりをどうしていくのか具体的に話し会われます。

港の再生は誰かがやってくれるのではありません。今治に住む市民一人一人が行っていくものです。街を作っていくには四半世紀の時がかかるといわれています。

 

みなと再生委員会をスタートにし、いかに持続可能なまちづくりを市民が進めていくかを考える。

 

その先にはきっと誇りにおもえる今治があるのでしょう。

第8回 みなと再生委員会

第8回みなと再生委員会 平成20年1月18日e381bfe381aae381a8e291a7efbc91

今まで議論を重ねてきた港再生構想の素案が事務局から提出され説明がありました。

港再生構想は、基本コンセプト・事業の基本方針・港に整備する機能構成・施設配置計画・施設配置構想図・各ゾーンにおける施設整備内容の項目にわかれ構成されています。

また構想実現にむけての提案も盛り込まれ、今治シビックプライドセンターの運営計画

みなと再生の手順など書かれています。

そして、みなと再生から中心市街地活性化に向け、委員会で出された意見をもとに、取り組むべき課題も示されています。

各委員からは素案について、修正すべき点・新たに盛り込むべき点などが指摘されました。

 

 

今治みなと再生員会 提言素案

 

1.今治港と今治城を結ぶプロムナードの整備

 再生される今治港と、今治のシンボルである今治城を結ぶプロムナードを、快適な歩行空間として整備すべきである。

 整備にあたっては、菊間瓦など、今治をシンボライズする素材の活用を検討するほか、内港に面する町並みの整備、景観創造なども含めて検討するべき。

 

2.金星川を生かした中心市街地のまちづくり

 港と中心市街地を結ぶ取り組みとして、金星川を活用したまちづくりを検討すべき。

 本年度に実施された社会実験の成果なども踏まえ、金星川および金星川両岸の景観・まちなみ整備の可能性を検討するほか、港に金星川からの連続性をイメージさせる環境整備等を行うことが有効であると考えられる。

 

3.住民利便施設(児童館、ケアセンターなど)の中心市街地への戦略的配置

 今治港および中心市街地への日常的な来訪を促進する取り組みとして、児童館や、老人向けのケアセンター、各種公的サービスの出張所など、住民利便施設を戦略的に配置するべき。住宅整備によるまちなか居住の促進についても同様である。

 

4.公会堂のリノベーションによる新・市民会館の実現(建築文化の継承)

 港での整備は行わないことにした文化ホールについて、現在の公会堂をリノベーションすることにより、本格的な室内音楽等の公演にも対応でき、バリアフリーにも対応した「新・市民会館」を整備することを検討するべきである。

公会堂は、今治市出身の世界的建築家である丹下健三氏の作品であり、その建築的価値は市によって継承されるべきものといえる。公会堂の改築によって現代に求められるユーティリティを確保する本プロジェクトを、今治の建築文化をシンボライズする取り組みとして推進するべきである。

 

5.今治駅・市役所・今治港のネットワーク強化

 みなとの再生によってより強調されることになる今治の都市軸をより生かす取り組みとして、駅と市役所と港を結ぶ交通ネットワーク(シャトルバスやベロタクシーなど)の整備を検討する。今治城も含めた回遊型都市軸への発展も視野に入れる。

 また糸山のサイクリングターミナルとの連携も進めるべきである。

 

6.景観法の整備などによる魅力ある街並みの形成

 上記の取り組みと並行して、中心市街地等を対象とする景観法の整備を推進し、面的な魅力ある街並みの形成を推進していくことを目指す。

 

7.国際的な海事関連の博覧会、展示会、会議等の誘致・開催

 海事都市・今治を国内外に広く訴求し、そのポジショニングを揺ぎ無いものとする取り組みとして、国際的な海事関連の展覧会や会議等を積極的に誘致・開催する。

 特に海事フェア(名称確認)については、再生された港での開催を積極的に検討するべきである。

 

8.今治・地産地消祭の開催

 今治が全国に先駆けて取り組んでいる「地産地消」や「食育」の取り組みとも連携して、今治の食文化をアピールするイベントを開催するべきである。

 やきとり市場、海鮮市場など、これまでの委員会でも出されたアイデアを生かすとともに、新しい名産物の開発を目指したコンテスト(スウィートポート今治)なども推進すべきである。

 

9.環瀬戸内海エリアの付加価値形成の一翼を担う文化的な整備の推進

 環瀬戸内海地域に世界的にみても極めて高レベルなアートの拠点が集積していることに着目し、圏域の取り組みとして環瀬戸内海エリアでの大型アート・イベント(仮称:瀬戸内国際芸術祭)開催の機運がある。今治はこうしたチャンスを活かして、バリューアップを図るべきである。

 建築やイルミネーションなど、今治の特色を生かした参加を検討すると同時に、瀬戸内海の付加価値形成の一翼をになう視点で、港でのアートを生かした修景整備は重要である。

 

10.島しょ部との連携プログラムの推進

 広域今治の魅力を浮上させる視点が重要である。港と島しょ部との連携プログラムは必須の要素である。

 特に海とともに生きる魅力を子供たちに体験してもらうイベント(無人島でのキャンプ体験や乗船体験など)のほか、リノベーションによる集客施設の整備や、アーティストの滞在プログラム(アーティスト・イン・アイランド)なども積極的に検討する必要がある。

 

11、シビックプライド活動の積極的なキャンペーン化

 ICPCにおける活動が市民全体に共有されるような情報発信活動が不可欠である。市の広報広聴活動の一環として、街路や駅などの公共空間におけるバナーやポスターなどの展開のように視覚的な表現によって新しい都市のムードを醸成してゆくほか、市民からの声を聞きながら施策に活かす双方向の仕組みを持つものとする。また、民間のFM局など地元のメディアとの協働によって広がりを持つことを必須として取り組むべきである。

 

この素案をもとに委員からいろんな意見がでました。

 

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e381bfe381aae381a8e291a7efbc94e381bfe381aae381a8e291a7efbc93概算事業費が一体どれくらいなのか、ものすごく関心があります。この事業費を無駄に使うことは出来ませんから、有効に1円たりとも無駄にすることなく使いたいと思いますが、その上に手順と整備スケジュールがありますが、今の段階ではまだ具体的なことが決まっているわけではないので、しょうがないと思いますけど、先程作田委員が最長10年でとおっしゃいましたが、やっぱりある程度の時間的なスケジュールも聞かせて頂けたら、そのほうが見守る私たちも熱意を持っていろんなことに参加できると思います。

 

 

整備スケジュールですが、1年間これだけの人間が集まって、積み重ねてやったわけですから、これは絶対に形にしないと、お金も時間ももったいないということなので、ここの事業推進スケジュールですが、やはり最長でも10年、早ければ5年くらいである程度のベースまではもっていかないと絵に描いた餅になるなという怖さを抱きました。

 

 

今治城・中心市街地・島嶼部の連携を重視して、新しい今治市の玄関口というこのコンセプトは、今後とも基本的なコンセプトとして重要性を持つと思います。今治の場合には、例えば今治駅・今治港・市役所・中心商店街・今治城がすでに狭い範囲に集中しているわけです。自ずとこれを今治の中心部と考えていいと思います。その中で、鉄道の玄関口である今治駅、海への玄関口である今治港、両方にバスターミナルがありますから、しまなみ海道も含めて陸上の交通のターミナルですとか重要なファクターが既に、狭い範囲に集中しているわけです。それをいかに有効に再生・活性化するかということだけで、ファクターは揃っていると思います。その中で、今治港が今、ちょっと衰退している。この地域の今治駅と同様に、玄関口である今治港を再生・活性化するということで、この地域全体が活性化するということは大いに有り得るし、可能性があるわけで、みなと再生構想にはそういう意味があると思います。

 

 

この会が始まったときに、こういうような展開になるとは予想していなくて、とても夢があって素晴らしい会で、他の用があってもそちらをキャンセルして毎回参加させて頂きました。

 

 

良い建物は人を集める、私は建築家でも何でもないんですが、その通りだと思います。ベネチアとかイタリアとか行ったことはないんですがとてもきれいで、国の文化が見えるのはやっぱり建築だと思います。

 

こういう意見が委員から出され、次はいよいよ最終の会です。

 

 

第7回 みなと再生委員会

第7回みなと再生委員会 平成19年11月16日e381bfe381aae381a8e291a6efbc91

 

 

 

海事ビジネスセンタ-等の主要施設について、数パタ-ンの施設配置のゾ-ニング案とICPCに求められる機能、活動イメ-ジについて資料が提出されました。

 

 

e381bfe381aae381a8e291a6efbc92具体的な施設配置について二つの提案があり、A案は交通ターミナルを広小路の突き当たりに配置し、商店街の先に広場を作ることにより、車と歩行者とを分離する形。

そしてB案はターミナルを内港の所に配置し、広小路と商店街両方から歩行者がアクセスできる案が示されました。

 

その後意見交換を行い、この二つの案ではA案のほうが適当という結論になりました。

 

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前回の委員会でICPC機能が、みなと再生地区全体をマネジメントする組織であるべきとの意見が出てきました。このICPC機能は、再生構想の核になるもので、市民や行政、企業が協働し、持続的な活動をどのようなビジネスモデルでやっていくのかを検討しました。

 

 

 

 

ICPC(今治シビックプライドセンター)に求められる機能(案)

<基本コンセプト>

市民・行政・企業等が協働により、今治港と今治市のまちづくりや賑わいづくりに主体的に取り組むTMO型組織

 

プラットフォーム機能

 

今治のまちづくりに関心を持つ市民等が、今治港や今治市の未来について語り合う機会と場を提供する。今治みなと再生プロジェクトをはじめとする各種のまちづくり事業を推進する交流プラットフォームとして機能させる。

 

○いつでも気軽に立ち寄れるカフェ

○定期的なサロン・フォーラム等の開催

○外部の専門家を招いた講演会やスクールなどの開催

○今治みなと再生プロジェクトの推進支援

○中心市街地活性化計画の策定

 

イベント機能

 

今治港や中心市街地の活性化に寄与する各種のイベント等を推進する。

港や中心市街地でのイベントは勿論、海を生かした体験プログラムの提供や、広域での連携によるユニークなイベントの企画も推進する。

 

○港の公園や広場などを活用した各種イベントの展開

○港と中心市街地を結ぶ各種イベントや社会実験事業の展開

○海事をテーマにした体験学習プログラムの開発と提供(マリタイム・スクール)

○環瀬戸内海圏域でのアートイベントなど、広域連携プログラムの推進

 

インフォメーション機能

 

世界のアーバンデザインセンターが共通で持っている機能である街の過去・現在・未来を共有する情報発信機能を整備する。

 

○現在:観光情報の提供(島嶼部含め、広域今治が見渡せる情報)

○未来:まちづくり情報(未来)

500分の1の中心市街地の模型、都市計画関連資料の完備などシティセールスに関連する情報の提供も検討する。

○過去:まちの記録情報(過去)

まちやみなとの歴史博物館ではなく、「市民ひとりひとりの歴史と思い出」を集める。たとえば「今治港今昔写真展」「今治のこども写真展」「造船写真展」など、様々な切り口での公募展の開催を検討する。参加性を高め、来場のきっかけを用意する。

 

施設管理機能

 

今治港に整備される各種の施設の運営管理を、同組織が一体的に推進することも検討する。海事ビジネスセンターの指定管理の受け皿になることを目指す。

 

○海事ビジネスセンターの施設管理

○公園・広場などの施設管理

○市民スタジオ・屋外ステージの施設管理

○サイクリングターミナルの港サテライト機能

 

次年度の活動イメージ(案)

 

■目的

①本格的な組織の発足に向けて、ICPCのコアとなる活動メンバーの参集を図ると同時に、組織の活動計画を策定する。

平成20年度については、本格的なTMO型組織の設立に先立ち、そのコアとなるメンバーの参加を得ながら、組織イメージ、活動イメージを語り合い、活動計画としてのとりまとめを行っていきます。

活動計画の策定段階から市民・企業・行政の協働を推進することで、ICPCを推進するコアとなるメンバーの参集を図ると同時に、自立的、継続的な組織運営の礎とすることを目指します。

 

②本委員会のフォローアップ組織として、みなと再生プロジェクトの計画推進に関わる。

同組織を「今治みなと再生委員会」のフォローアップ組織としても位置づけ、今年度提言される内容に基づいて推進される次年度の設計業務についても、引き続き、その推進に関わっていくことを想定します。

 

■組織

①ICPCの有力な参加候補者による任意団体(協議会)として運営する。

次年度のICPCについては、まずは市役所内に事務局を設けた任意団体(協議会)としての設立を行うものとし、将来の組織編制のあり方なども含めた検討を行うものとします。

具体的な参加候補者としては、以下を想定します。

  協議会(商店街、商工会議所、大学、企業、市など)

  市民メンバー(実働)・・・委員会メンバーなど。

  フェロー(建築家、アーティスト、など)

  外部アドバイザー(コンサル)

 

■活動内容

①「運営会議」の定期開催(月2回)

ICPCの実施計画を策定するための運営会議を開催します。原則として月に2回程度の会合とし、参加者同士の話し合いの中で、計画を策定していくものとします。

本会議は、原則としてコンサル等は参加しないものとし、市内メンバーによる自主的な議論と運営を行うものとします。

②「サロン」の開催(月1回)

上記の運営会議の拡大版として、外部コンサルなどの参加を得た「サロン」を計画します。

このサロンは、ICPCの実現に向けて、より幅広い人脈やネットワークの構築を図ることに主眼を置き、参加者同士が気軽に会話できるような運営を目指すものとします。

③「ワークショップ」の開催(年2回)

サロンの拡大版として、みなとと中心市街地の再生をテーマにしたワークショップを実施します。ワークショップは、みなと再生プロジェクトの設計の節目など、効果的な時期に2回程度開催することを想定します。

④「イベント」の開催(年1回)

本年度に実施した「金星川ライトアップ実験」などのように、今治港や中心市街地を舞台としたイベント事業を実験的に展開します。

具体的な内容は今後の検討としますが、金星川のライトアップを港にも拡大するなど、港と中心市街地への市民の関心を高める展開を図るものとします。

⑤「フォーラム」の開催

一年間の活動を市民に報告するとともに、策定された実施計画を発表する公開フォーラムを年度末に開催します。

みなと再生プロジェクトの建築計画の発表なども、同時に実施することを想定します。

 

 

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ICPCは今治にとってぜひとも必要なものという意見も多く、海事ビジネスセンターとICPCを中核的な施設としながら、港再生構想を創りあげていくべきだという意見も聞かれました。

第6回 みなと再生委員会

第6回みなと再生委員会 平成19年10月12日

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初めに委員からノルウェー オスロのみなと再開発事例が発表されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 かつてオスロにおける人の流れは、オスロ駅から商店街のカールヨハンス通りを抜け、オスロ市役所にいたる1キロメートルに集中していました。アーケルブリッゲが再開発された現在、一帯は歩行者天国となり、旧倉庫街は船のイメージをコンセプトに改修され、特に目玉となる大きな施設が無いにもかかわらず、名だたる会社が立ち並ぶビジネス街兼、おしゃれなレストランやショップが集積する、オスロ市民の憩いの場となっています。

 

 

前回までの流れを集約すると

 

(1)「みなと再生」の方向性

今治市民のシビック・プライド(市民の誇り)となる新たな「公共空間(社交場)」の創出

 

(2)事業コンセプト

 

「交通の港」から「交流の港」へ

 

(3)基本方針

①瀬戸内海を代表するような、今治市民の誇りとなる水辺空間を創出する。

②架橋時代に対応した新しい海の交通機能等を<基本機能>として整備するとともに、新たな時代に対応した<交流機能>を整備する。

③新しい今治市の玄関口としてのポジショニングを踏まえ、今治城や中心市街地、島しょ部との連携を重視する。

④子どもから高齢者まで、全ての人が安全・快適に過ごすことができるバリアフリーな空間を実現する。

⑤事業の持続可能性を確保するために、事業規模の適正化を図ると同時に、事業の担い手となる組織イメージを明確にし、コトづくりを重視した事業計画を立案する。

 

(4)機能構成(第4回委員会時)

基本機能 公園/交通機能(観光・生活)/港湾ターミナル 駐車場・駐輪場

 

交流機能          

方向性1)海事  海の学校/今治プレゼンテーションシップ

方向性2)文化・アート  今治市民ホール/アート・プロジェクト

方向性3)飲食・マーケット  今治海鮮市場/スウィートポート今治

 

■委員会・アンケートから得られた見直しのポイント

○本格的な文化ホールは必ずしも「港」には必要ではない。むしろ多目的に利用できる屋外型の催事スペースが望ましい。

○商業施設を中心とした展開は、今治の都市規模からすると困難(大都市型の港湾整備との違いに留意)。

○祝祭(ハレの場)だけでなく、日常的な賑わいをつくる仕組みが不可欠(海事企業の集積など)海事ビジネスセンタ-の具体的なプランを追加

○港を起点に中心市街地等の活性化に取り組む、市民・行政・企業等の協働組織の必要性(継続的な賑わいづくり)

○広域集客の実現のためには、来場者に楽しみの要素となるアミューズメント性も付加する必要もあり。

 

前回の委員会の後再度提案カードを提出した各委員。それらを事務局がまとめ集約し、

4つの整備すべき機能が提案されました――。「海事ビジネスセンター」「沖洲の丘公園」

「交通ターミナル」「今治シビックプライドセンター」の4つです。

「海事ビジネスセンター」は、海事関連のオフィス、行政の港湾関連部署などを集積し

海事都市・今治を象徴する施設とする。

「沖洲の丘公園」は市民が海に親しみ、憩い、集へる公共空間として提案されました。

「今治シビックプライドセンター」はこらからの今治の街づくりを考える時、持続的に

市民・行政・企業が協働して街づくりを考える施設です。

港を基点としたまちづくりや賑わいづくりを推進し、シビックプライド(市民の誇り)を

創出する施設が不可欠でありそれが今治シビックプライドセンターICPCという案です。

 

「海事ビジネスセンター」のイメージ

■主旨

海事都市・今治を象徴する施設として、海事関連の企業等が集積する海事ビジネスセンターを設立する。今治港に日常的な賑わいをもたらす施設となることを目指し、行政の港湾関連部署、海事関連民間企業のオフィス等を誘致するほか、都市銀行などの都市機能やレストランなどの商業施設、まちづくりに取り組む市民らの活動拠点となる「ICPC(今治シビックプライドセンター)」などを併設する。

 

「沖州の丘公園」のイメージ

■主旨

市民が海に親しみ、憩い、集う空間としての公園整備を行う。限られた空間を有効に活用するために、二層構造での空間整備を検討する。この二層の空間を活用することで、文化施設と公園の複合的な展開を実現する。

 

「ICPC(今治シビックプライドセンター)」のイメージ

■主旨

本委員会で繰り返し指摘されているように、「みなと再生」にあたっては、市民や行政、企業が協働して、持続的にまちづくりに取り組める仕組みが不可欠であることが挙げられる。   この課題を踏まえ、港はもちろんのこと、中心市街地や島しょ部も含め、今治港を起点としたまちづくりや賑わいづくりを推進するTMO型の組織としての「今治シビックプライドセンター」を検討する。

 

■組織イメージ

○組織形態は、TMOの機能を持った法人とする。

組織には、今治市とゆかりのある建築家やア-ティストに参加していただく。

○組織は、商店街、商工会議所、大学、企業、市など、中心市街地のまちづくりと関連の深い団体からの参加を積極的に呼びかけるものとする。

○組織の活性化のために、大学との連携を図る。

○組織活動を円滑に推進すると同時に、事業の拡がりを確保するために、当面の期間、市外部のアドバイザーを置くことも検討する。

○事務局への常駐スタッフを複数名配置する。

○本組織は、みなと再生のハード整備に先立って設立するものとし、その活動成果も踏まえたハードが整備されるようにする。

 

■参考:アーバンデザインセンター柏の葉(UDCK)

○柏の葉アーバンデザインセンターは、柏の葉地区を中心に、国際性豊かな「環境・健康・創造・交流」のまちづくりの実現に向けて地域(柏市、柏商工会議所、田中地域ふるさと協議会)と大学(東京大学、千葉大学)、民間企業や関係機関、市民が協働する場。

○地域の魅力を生み出す提案活動として、大学が中心となる「都市環境デザインスタジオ」等が展開されている。

 

※TMO(Town  Management  Organization)は、まちづくりをマネ-ジ(運営・管理)する機関。さまざまな主体が参加するまちの運営を横断的・総合的に調整し、プロデュ-スするもの。

 

委員会終了後、海上保安庁の協力により、海から今治港を見学しました。

 

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第5回 みなと再生委員会

第5回みなと再生委員会 平成19年8月3日

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前回決まったコンセプト「交通のみなとから交流のみなとへ」から一歩進んで、今治市民の誇り、シビック・プライドとなる新たな公共空間の創出の具体的な話し合いが進められました。

 

 

 

 

 事業の基本方針

1.瀬戸内海を代表すると同時に、今治市民の誇りとなる水辺空間を創造する。

2.架橋時代に対応した新しい海の交通機能等を<基本機能>として整備するとともに、新たな時代に対応した<交流機能>を整備する。

3.広域今治の中核としてのポジショニングを踏まえ、今治城や中心市街地、島しょ部との連携を重視する。

4.子どもから老人まで、全ての人が安全・快適に過ごすことができるバリアフリーな空間を実現する。

5.事業の持続可能性を確保するために、事業規模の適正化を図ると同時に、事業の担い手となる組織イメージを明確にし、コトづくりを重視した事業計画を立案する。

 

国内の港を舞台とする再生事例や運営形態を含めた形の事例が示され、どういったものを創っていくのか・・・委員の想像力は膨らんでいきます。

 

横浜港大さん橋国際フェリーターミナル

 

<概要>

○大さん橋地区再開発計画に基づく新しい「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」として2002年に竣工。「にっぽん丸」、「ふじ丸」など3万トンクラスまでの客船は4隻、「飛鳥Ⅱ」、「クイーンエリザベスⅡ」などそれ以上のクラスの客船は2隻の同時着岸が可能な本格的国際港。

○国内最大規模の国際コンペによる設計プランの募集も話題となり、施設は同コンペで最優秀となったイギリス在住の建築家、アレハンドロ・ザエラ・ポロとファッシド・ムサヴィ両氏が設計を行った。

○三層構造のユニークな建築、特に屋上をパブリックな公園空間としていることに大きな特色がある。

 

<主要施設>

1階

駐車場

2階

出入国ロビー(インフォメーション、発券所、客船待合スペース)
CIQ
プラザ(税関・出入国官吏・検疫施設 / 2ホール)
大さん橋ホール(第1ホール)、店舗

屋上

屋上広場、送迎デッキ、野外イベント広場

<運営形態>

○横浜港振興協会・相鉄企業・相鉄エージェンシーからなる共同事業体「横浜大さん橋プロジェクト」が指定管理者となって、管理運営を行っている。

大さん橋のための、プロフェッショナルな集団として、来場者の安全・安心を確保することは勿論、大さん橋ホールの貸し出し促進、大さん橋を活用したウェディングの商品化など、施設を利用した各種イベントの開催による賑わいの創出にも取り組んでいる。

 

横浜赤レンガ倉庫

 

<概要>

○明治末期に建築家・妻木頼黄の設計により大蔵省の保税倉庫として建設され、以後90年以上も「ハマの赤レンガ」と呼ばれ横浜のシンボル的存在として市民から親しまれてきた倉庫をリニューアルしたもの。

○みなとみらい21地区開発の一環で平成4年に横浜市が国から赤レンガ倉庫を取得、以来、建築家・新居千秋氏らによる再生プロジェクトが推進され、歴史的建造物の現状維持を目的とした保存ではなく、商業的文化的利用のために現代的な機能や感覚を積極的に付加する「保全」へと手法をシフトすることにより、歴史的建造物の趣と佇まいを残しながら「生きた建築」として現代に蘇らせることに成功した。

<主要施設>

1号館

文化の創造・発信基地。ギャラリーや多目的ホール、横浜の老舗をそろえたショップなどがある。

2号館

SHOPS & RESTAURANTS 。1Fのテーマは「港ヨコハマの心地よいおもてなし」、2Fのテーマは「予感をふくらませる、とっておきのこだわり」、3Fのテーマは「至福の時を与えるエンターテイメント」。

広場

1号館と2号館の間の広場は公共スペースとなっており、各種の屋外イベントなどにも貸し出されている。

<運営形態>

○第三セクターである(株)横浜みなとみらい21が一号館と二号館を横浜市から賃借し、二棟間の広場の管理を市から受託している。

○一号館を横浜市芸術文化振興財団が受託し文化事業を運営し、二号館は事業コンペで選定された(株)横浜赤レンガが受託しテナント運営を行なう。

 

サンポート高松

 

<概要>

○宇高連絡船の廃止にともなう高松築港の再開発を契機としてスタートした都市開発事業。四国一番の高層建築である高松シンボルタワーを中心として、港湾機能、JR駅、ホテルなどが集積しており、今後は合同庁舎などの集積も予定されている。

<主要施設>

高松シンボル
タワー

本格的なコンサートホールや国際会議場、商業施設、民間貸オフィスなどの複合施設。

  サンポートホール(高松市文化芸術ホール)
大ホール1500席/小ホール312席・308
会議室・アートビレッジなど

  かがわ国際会議場・展示場(県施設)
国際会議場(約400平米/同通ブースなど完備)
展示場(約400平米/可動間仕切り平土間)

  マリタイムプラザ(民間・商業施設)

  ラーメンポート(民間・飲食施設) など

高松港旅客

ターミナルビル

コリドールでフェリー乗り場に接続されたターミナル。

発券・待合機能のほか、海事関連オフィスがある。

高松港

レストハウス

民説民営のレストラン。イタリア料理を中心としたメニュー構成と景色のよさで人気。

多目的広場

都市街区の中心に位置する広場。噴水も整備されている。

JR高松駅

JRのターミナル駅。流正之氏のオブジェあり。

全日空ホテル

クレメント

本格的なシティホテル。国際会議の受け入れなどにも貢献している。

<運営形態>

○都市計画全体は香川県と高松市の共同事業となっており、個別施設については、それぞれ個別の主体が開発・運営を行っている。

○シンボルタワーについては、全体はシンボルタワー株式会社の開発・運営であり、公共施設部分については、県・市がそれぞれ分譲を受けた形となっている。

 

空間計画検討のポイント

 

魅力ある都市景観を実現するためには、どれぐらいの施設とコンテンツのボリュームが必要なのか(等スケール資料などを参考に)

海からの景観をどのように考えるか。島との連携や、海を活用したコンテンツ(海の学校など)を、どのように配置するか

ボリュームのある施設を整備するとすれば、場所はどこになるのか(海への開かれた景観づくりや、都市軸の構成を踏まえて)

道路計画、その他都市計画の規制の考慮、中心市街地の現状

 

 

太田委員からはニューキャッスルの「シビック・プライド(市民の誇り)」の育成をテーマにした都市づくりの事例紹介がありました。

 

Angel of  north50m×25m)という彫刻を作り、シビックプライドとしては重要なプロジェクトを実施。町に起こった変化を育てていくという面白い事例。市民のために何をすべきか、市民のためのまちづくりが必要である。金星川ライティングのような小さなさざ波を育てていくことで、港の変化をプロモ-トしていく必要がある。港に変化を起こすのが“みなと再生委員会”であって、市民が一体になって動き出すことが大切である。

 

e381bfe381aae381a8e291a4efbc92何気なく私たちが見ている金星川をライトアップすればどうなるのか・・・。紅白の小林幸子さんの衣装を担当し、都市の中に光をともす作品を創っている森脇さんによる「金星川のライトアップ実験」についての説明がありました。

 

 

 

 

金星川の魅力については、再生委員会が始まった頃から東京からきた委員の方々から指摘がありました。こうやってライトアップされている金星川をみると、普段見過ごしがちな今治の魅力はもっともっとあるのかもしれません。

光は都市再生の重要なアイテムになっている。

自分たちが自分たちのまちを良くしていくことに実際に関わることが、

まちを変えていくことに繋がる。

第4回 みなと再生委員会

第4回みなと再生委員会 平成19年7月13日

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前回のアイデアシートやワークショップの成果を踏まえ、「交通の港から交流の港へ」

という基本コンセプトが事務局から示され了承されました。

 

 

 

 

 

 「交通」の港から「交流」の港へ

 

(仮称:今治フェスティブ・ポート計画)

 

港の機能に関しては、バス、車、そして船の交通や港湾ターミナルの基本機能に加え

「海事」「文化・アート」「マーケット」の三つの交流機能を整備していくことが決まりました。

また当初から議題にあがっていた文化ホールについては、港以外の場所へという方向が示されました。

 

今治港のポジショニングと課題

    海と街を結ぶ接点(日本で唯一海峡を市の中心に持つ今治の、そのまた中心に位置する港)

    中心市街地の扇の要(港を中心として構成されている今治中心市街地の都市軸、港が再生することで、中心市街地全体にその効果が波及する可能性がある)

    今治人のこころのふるさと(港にくると今治に帰ってきたことを実感する、港は今治の歴史の原点)

    架橋による交通機能の相対的低下(賑わいと取り戻すためには、新しい目的集客や時間消費を創造する必要あり)

 

事業コンセプトの方向性

    今治市民と観光客の双方が集う場所(中の人・外の人の二重構造、今治のことがここに来れば分かる、ざわざわした雰囲気、美味しいものが食べられる、感動の港、今治の産物や文化の集積、全国に例がないもの・日本一のものをつくる)

    海を生かした展開(アタマとココロで海を知る、水軍のイメージ、船の活用)

    デザインの重要性(写メールで送りたくなる風景、日本的なデザイン、丹下健三氏の存在、有名建築家の起用、子どもも安心して利用できる場所)

    行政と民間が共同して事業に取り組む仕組みが必要

    事業が継続していくことが大切(ものづくりだけでなくコトづくりを)

 

体的コンテンツのイメージ

    海に開かれた公園、イベントにも利用できる空間

    お魚市場や魚料理の店(瀬戸内海の海の幸をアピール)、海がみえるカフェ

    海事博物館、先哲記念館、船の博物館などの海事施設

    愛媛県でははじめての現代美術館

    市内随一の文化ホール

    船を活用したイベントやアトラクション

    児童館、エコステーション、市民活動センターなど、市民が利用する施設

    大観覧車や水族館、スポーツ広場 など

 

今治港に求められるは、市民や観光客の「集い」の場となる新しい「社交場」のイメージ

 

これまでの議論の中で、最も共通している認識となっているのが、「港」には、外の人、中の人が自然に集まってきて、何か楽しいことが起きる、ざわざわとした賑わいのある港、感動のある港にしていくべきだという意見です。

こうしたイメージを訴求する上で参考となるのが、欧州の都市に見られる「広場」のイメージではないかと考えます。

例えば、ベネチアのサンマルコ広場(写真)は、ベネチア観光の起終点となっており、観光客はもちろん、市民も何かがあれば自然にこの広場に集まってくるという、「公共空間(社交場)」となっています。e5ba83e5a0b4efbc92

e5ba83e5a0b4ベネチアのサンマルコ広場などを参考に、「今治の魅力を結ぶ」ハード・ソフトのコンテンツを形成することで、市民の誇りとなる「公共空間」を創出

 サンマルコ広場は、サンマルコ寺院と鐘楼という「シンボル」と、巨大な「広場」、美術館などの「文化施設」、そしてカフェなどの「商業空間」で構成されています。そして、中央の広場が多彩なイベントにも利用されることで、日常的な賑わいと非日常的な祝祭性を同時に達成しています。こうした欧州都市の「広場」がもっている機能をイメージしながら、今治独自の魅力を生かし、今治市民の誇り(シビック・プライド)となるコンテンツを実現していくことが、本プロジェクトのポイントになるものと考えます。

第3回 みなと再生委員会

第3回みなと再生委員会 平成19年5月18日

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前回の委員会の後各委員から提出されたアイデアシートを元に事務局が集計しました。

港に欲しいコンテンツ・機能として大きく4つの意見に集約されることがわかりました。

その4つとは、『公園・広場』『商業施設』『交流施設』『イベント・情報発信』です。e59bb3e291a2efbc91

コンセプトの意見を集約すると、港の役割の変化・港は今治の中心であるという意見は多く、人と人とが交流する場所、つながる場所としてのイメージには共通点があります。

より具体的には海を楽しめる場所、今治港の歴史文化を学ぶ場所、海から港を考える視点を大事にするべきという意見がありました。

 

集計結果

<コンセプト>

   「みなと」の役割の変化に関する指摘が多い。日常的な物資交流の港から、観光交流の港、文化の港、感動の港へと変化すべきとの意見がある。

   「みなと」は今治の中心であるとの認識が多くある。(中心市街地の扇の要、中心市街地の再生や活性化のきっかけとなる場所など)

   交流人口創出よりも、住民のための施設を考えるべきとの意見もあり。

   ただし、人と人が交流する場所、つながる場所としてのイメージには共通点が見られる。

   より具体的には、海を楽しめる場所、今治や今治港の歴史文化を学ぶ場所へとの要請が見られる。

   海から「みなと」を考える視点を大事にすべきとの意見もあり。

<公園・広場>

   海に開かれた、ゆったりとした広場や公園の整備を希望する声が多い。

   児童館の併設、喫茶コーナーの併設、イベント広場の併設、野外劇場の併設、スポーツ公園としての整備、シンボルとしての船の模型の展示、海釣り公園の併設などが提案されている。

   特に、イベントに利用できるパブリックな空間に対する要望が多い。

<商業施設>

   地域資源のアピールにつながるような商業施設に対する要望が多い。

   特に「お魚市場」や「魚料理の店」、「水族館風海鮮市場」など、今治の豊富な海産物を紹介したいという意見が多い。

   海の見えるカフェなど、海の環境を生かしたアイデアや、自動販売機はおかず対人販売を重視すべきなどの意見も見られる。

   コンテナ市場については衛生上の課題などを指摘する意見もあり

<交流施設>

   交流機能や文化機能については、今治の歴史文化などを総合的にアピールする施設、特に海事関連の展示施設についてのアイデアが多く見られる。

  例)海事博物館、先哲記念館、船の博物館、海事都市を象徴するような博物館、今治心伝産美館、海の駅 など

   愛媛県に現代美術館がないことから、美術館を希望する声もある。

   文化ホールについては、現存ホールの老朽化から整備を希望する意見と、港への整備は疑問とする声の双方が見られる。

   その他のアイデアとしては以下のようなものがある。
エコステーション、市民活動センター、水族館、大観覧車

<イベント・情報発信>

   イベントについては、「海」を生かしたアイデアが多数見られる。
例)海の日曜市場、海上パーティスペース、観光漁船の発着、期間限定ベイサイドビアガーデン、豪華客船の寄航、しまなみめぐりのクルージングツアー、漁港の公開市場、村上水軍と来島海峡クルーズ、内港を活用した水上アトラクション

   市街地との連携によるイベントとしては以下のアイデアが見られた。
例)日本一の焼き鳥まつり、広小路・日曜日歩行者天国

   情報発信については、みなとを含めた観光ルートの開発と売り込みに関する意見がある。
例)今治まるごと観光名所88、地域ブランドとしての「バリ彩」、港地区・来島海峡を含む観光ルートの紹介

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このコンテンツマップを元に、より具体的な内容を考えるためにグループワークがおこなわれました。

 

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e381bfe381aae381a8e291a2efbc93e381bfe381aae381a8e291a2efbc94e381bfe381aae381a8e291a2efbc92このワークショップでは、みなと再生に必要なコンテンツは何か。「みなと再生」のコンセプトはどのような言葉で表現できるのか。具体的な整備にあたってデザイン上のキーワードは何かの3点が話合われました。

Aグループ

  全体の雰囲気として、今治港が今治に来たことを実感する場所になることが大事、風景を写メールで送りたくなるように。今治港が一つのブランドになるようなことを考えたい。明るい楽しい雰囲気ということを考えていきたい。

  そのためには美味しいものが食べられることが大事。また今治観光の多様な回遊ルート(歩行・自転車・船などでの回遊)のスタートライン、あるいはゴールになるような機能が必要。遊歩道整備なども大事。

  今治人の気質として「攻める」文化がある。ざわざわした、混沌とした雰囲気があってもいい。

  きれいな港であると同時に、ざわざわとした港であることが大事。今治港にくれば自然に楽しい、ということが大切だと思う。

Bグループ

  地域のアイデンティティと魅力をどのように生かすのが良いか?
今治は海と密接、それをどのように生かし、伝えていくか。コンセプトとしては「アタマとココロで海を知る」ということになるのではないか。

  施設の内容はまとまりきれていないが、足すものと引くものがあるはず。しかしキーとなるイメージは「船」ではないだろうか、水軍のイメージを生かす、あるいはパイレーツ・オブ・カリビアンのようにテーマパーク的な演出もできるだろう。豪華客船が持っている機能を展開する考え方もある。「船」を肝にしたイメージづくりが考えられると思う。

  残さなければいけないものとしては駐車場などがある。

  イベントとしても「船」を活用していくことが考えられるだろう。

Cグループ

  かつての港には感動があった。感動があることが大事。

  感動を生むためには、今治らしい港であることが大事。かつては船によって人や物が集まってくる港だったが、これからは「合併・今治」にも着目して、人や物が集まってくる仕組みを考える必要がある。

  具体的な施設としては、リスクを考えると何もなくてもいいのではないかという意見もある。しかし一方で、もっともっと良い場所にしていくべきという意見もある。

  今治の文化や産物、今治の誇りが集まり、市民が行っても満足できる場所にする、市民が集まってくるような場所にしていくという話があった。

  日本的なデザインということも考えるべき。

 

Dグループ

  人が集まってくる仕組み・仕掛けと、人が集まる場所は何かということを考えた。

  人が集まる仕掛けとしては、全国に例がないものをつくる。どこもやってないこと、全国から人が集まってくるものを考えてみたい。キーワードとして「日本一」のものを考えてもいい。

  人が集まる場所づくりとしては、郊外との差別化が大事であろうという意見があった。

  丹下健三を生んだ今治、有名建築家の協力を得たデザインなども考える必要がある。

  子どもも安心して利用できる場所であることが大事。

  民間と行政が両輪で進めていくことが大事。民間でできることは民間が率先して進めていくことも大切だと思う。

 

このような意見が出てきました。

 

 

第2回 みなと再生委員会

e381bfe381aae381a81大正11年 1912年 今治港は外国貿易船が自由に出入りできる四国初の開港場となりました。今治港が整備されたことにより工業都市今治は「東洋のマンチェスター」と言われ発展をしていきます。港は今治の玄関口として人・物があふれ、交通の要として市民になくてはならないものでした――。

 

『たいへい丸・るり丸・アイボリ丸・コバルト丸・ゆふ・まや・尾道鉄道連絡船・今治三原国道フェリー・おくどうご・ホワイトさんぽう』

これらの船の名前に覚えはありませんか・・・あの日あの時今治を巣立つ時、船の中で涙した思い出はありませんか?

時代の変化と共に港のもつ重要性も変化し、港はだんだん私たちの生活から離れていきました。 

港湾ビルの老朽化・定期航路の減少――最盛期の1947年に300万人の利用があった港も平成19年には54万人――。

港に新しい価値を見出し、再生させることが急務となっています。

 

第2回みなと再生委員会 平成19年4月13日

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 第二回の委員会には当時日本代表の監督ではなかった岡田武史氏も委員の紹介により飛び入り参加しました。岡田さんは公共施設の重要性を語られ、かって日本では寺社仏閣がその役割を担っていたとおっしゃりました。

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まず委員会が目指すのはコンセプトづくり――方向性を模索します。

今治市のもつ魅力・中心市街地と港との関連性・港の現状などさまざまな角度から

港を眺めコンセプトを決めていく下地づくりが行われました。

 

e291a1efbc92その後太田委員から「建築と公共空間によるまちづくり」という視点から都市開発事例が紹介されました。

世界的に公共空間の重要性が見直されていることを踏まえ、港・お城・市役所・駅を点で

とらえ、それぞれをどのように回遊してもらうかという考え方は港を再生していく上で大変参考になるものでした。

第1回 みなと再生委員会

 

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ICPC(今治シビックプライドセンター)はどういう経緯でできたのか・・・

まだまだ皆さんに周知できていません。そこで、ICPCの原点。『みなと再生構想』を創りあげた、みなと再生委員会はどういった会だったのか、振り返ってみたいと思います。

 

 

 

1回みなと再生委員会 平成19年2月21日 

 

なぜ港を再生する必要があるのでしょうか・・・

しまなみ海道の開通により、今治港を利用する航路の大幅な減少に加え、港周辺を訪れる

市民を集客できる施設がないことから、港での賑わいが失われています。

港湾ビルの老朽化、さまざまな交通規制、その他多くの問題点を含む港を再生させるためには大きな視野に立つ議論が必要となりました。

新しい公共空間をどうやって作っていくのか・・・

港を私たち市民が集える場所にどうやってしていくのか・・・

港再生委員会で話合われることとなりました。

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港再生委員会は、公募委員5名を含む20名の委員と、6名のオブザーバーにて進められました。

第一回の委員会ということもあり、事前に役所内にて港再生計画について検討された資料が提出されました。

この中には、港の問題点・計画の目的・概要等委員一人一人の認識を共有できるよう配慮されました。

資料の中には市民ホールを中核とする。ということも示されていましたがこの案には賛否両論があり、これは事前資料であり、あくまでも白紙の状態で委員会が進められることが確認されました。

 

どういう委員会にしていくのか。どんな形で議論を進めていくのか。

まずそこから委員会は意見交換がはじまりました。

 

e381bfe381aae381a8e291a0efbc92みなと再生委員会委員長――赤池学さん。

『世界一受けたい授業』に多数出演し授業を行っている方です。

ユニバーサルデザイン研究所所長の赤池さんは、高齢者・障害者・健常者・子どもたち全ての人が利用しやすいものづくり・街づくりはどうあるべきかという問題意識のもとメーカー・地方自治体と連携し、新しいものづくり、街づくりを進めている方です。

 

議事録より各委員意見抜粋

 

○いろんな人が集まって話をしたり議論をする時には何のためにこの会があるのかを、なるたけわかりやすい、できれば短い言葉で、例えば市民の人達も、あの集まりは何のためにやっているのかといった時に、「○○ですよ。」と、言えるような言葉を共有する、持つことは非常に大事じゃないかなという気がします。

 

○何かを作る、箱物というか、何かを作るということも大切ではあろうかと思いますけども、こういうことをやるんだというコトづくりいうのも非常に大事ではないかと思います。またそれを継続的に実行していくための仕組みづくり、これは人ということになると思いますが、どういう人たちがどういうふうに参加できるようにとか考えていかないと、話だけで終わるという気がします。

 

○私が学生時代、今治を離れておりました間、当時はまだ当然、橋がありませんでしたので、東京から帰ってくる時に、三原まで新幹線に乗って、三原から高速艇で今治に渡ります。そうすると窓から今治の港の青いビルが近づいたら、6時間もかかってやっと今治に帰ってきたなと、そういう風に思っていました。

 

○できたら本当に必要なものだけを置いておいて、なるべくゆとりのある場所でイベント等で使えるようなのがいいと思います。本当に最低限必要なものだけ、果たして多目的ホールが必要か、このみなと再生にまず多目的ホールがいるのかと、まずその辺の検討を行う必要があると思います。

 

○人の賑わいというのはこの施設とか設備とか、いわゆるハード面、そういうものが大事なのか、あるいはソフト面が大事なのか。人を集めるというのはソフトの方ではないか、そんな気がしております。

 

○行政の方々は結構、何かを作る時には10年くらい先をみて物事を作られると思います。なぜかというと、いわゆるそういう風な方がわかりやすいことがあるので、それともう一つは、箱庭的というか、幕の内弁当みたいにいろいろ入れちゃうんですね。それをやめて30年、50年先、何を言よんぞ、おまえ、そんな夢みたいなこと言うて何言いよんぞ、という風に言われるようなことが出せるような会だといいなと思っています。市民がみんなで夢を語れる、この会を一つのきっかけとして、みんなで夢を語って、みんなのその夢がもっと膨らんで、この町が素敵になったらいいなと思えるようなものをみんなで考えていければという風に思っています。

 

100年後に今治で、今の建物で何が残っているかなと考えた時に、今治城は残っているかなと。皆さん方の夢、今、僕達が描ける夢で僕も勝手に考えたんですけど、港という考え方が100年後にあるかなと、船は残っているかなと。

 

本当に多くの人達と共鳴できる何かができたらなと考え、港がそういう場所になるといいなという風に私は思っています。いろんな思いが、この今治地域を愛する思いが、つなぐ共有の場所、思いが集う場所になるようにいろいろ考えて、いろんなお話を聞かせて頂いて、発言をしていきたいと思います。

 

○このみなと再生委員会で望むことがあるんです。ワクワクするような会になったらいい。次に行くことが楽しみになるような会になったらいいなと思っています。結構、こういう委員会に沢山でもないんですけど参加して、だんだん行くことが億劫になることが多いので、そういうことがなくなるようなものになったらいいなと。そのためには、みんながそういう風に自分の思いを伝えられるようなことができるような雰囲気があったらいいなと思っています。

 

○赤池委員長

今日は皆さんから様々なお話を頂きまして、それぞれにその通り、元は何もない芝生、フランスのパリ郊外のシトロエンの工場跡地、シトロエンパーク、ただひたすらの芝生なんですけども、作ってみたらあまりにも億ションの高級住宅街がどんどんできたとか、またその一方で、今、グッゲンハイムの美術館をスペインの小都市がブランチを呼び込んで、周辺の地域からたくさんの人を集めて、集客に大成功したまちづくりをしているとか。イタリアに本部を持っている、スローフード大学みたいなことをこんな地方都市に呼び込んで、そういう所を新しい人々を生んでくるコミュニティの場として、まちおこしに成功している事例とか。今日のご発言に関わるいろんな事例があるんじゃないかと思います。あるいは、今、100年後の子供達という話が出てきましたけれども、90年代の始めにわずか2年間で市の中心部の4キロ圏外から自動車を全部排除して自転車都市に変わったオールス市。その構想を作るまでに、ツールを使って100年後のオールス市はどうあるべきなのか、広報キャンペーンなんかをきっちり打って、盛り上げていく、そういうことを全部戦略的な広報を行政自身が、責任を持って展開するとか、いろいろ学べる事例があるんじゃないかと思います。ぜひこれは、事務局へのご提案なんですけれども、当然、今治のこれからについてはたぶん地元のすばらしい方々、問題意識、具体的な案もあると思うんですけれども、逆に、次回に今日のご発言に関わる海外の成功事例とか、いい意味で視野を広げる意味で、関連した海外のまちおこしの成功モデルとか、港の再生の事例をぜひ集めていただければ、次回、そういうプレゼンテーションをやって頂いて、それを共有した上で、もう一度それを今治に、日本に翻訳していくことができないかと思います。

今日は限られた時間なんですけれども、各委員の皆さんから、いろんな思い、ご提案を頂

きまして、今の資料づくりのプレゼンを含めて、次回の委員会にどのようにつなげていく

か事務局とも諮りながら進めていきたいと思います。

 

以上が第一回の委員会で話し合われた内容の抜粋です。

明日は第二回の内容を報告します。

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